神奈川　－２０１０年３月－　東京コスモス電機（株）より

東京コスモス電機は２０１０年２月１日付けで新事業としてワイヤレスユニットを設立しまし
た。　昨今、環境に対する社会的要求が高まり、エネルギー使用削減が急務となっています。
ワイヤレスユニットでは無線技術を切り口としてこれら社会要請に基づく技術・製品開発を行な
ってまいります。

従来技術では、例えば部屋にひとつだけ有線で設置されたセンサが機器を制御していましたが
、これでは大まかな制御しかできません。　今後は一つの部屋に１００個以上のセンサやスイッ
チを配置したきめ細かな制御が求められます。　有線技術ではこのような要求に応えることが困
難です。　ＴＯＣＯＳ新事業部ではこれに対処するソリューションとしてＴＯＣＯＳワイヤレス
エンジンを提供していきます。

セットメーカーやシステムインテグレータがＴＯＣＯＳワイヤレスエンジンを導入し、センサ
や制御機器と接続することで、ネットワークが適切に構成され、必要な情報が必要なタイミング
で収集するシステムを容易に構築可能です。　また分析や可視化技術と組み合わせることで全体
最適を実現する高度な制御系を構築できます。

Ｊｅｎｎｉｃ社チップを用いたモジュールを開発製造販売する

東京コスモス電機は、２０１０年２Ｑに英国Ｊｅｎｎｉｃ（www.jennic.com）社製の無線チッ
プを用いたＩＥＥＥ８０２．１５．４／ＺｉｇＢｅｅ準拠無線モジュールを開発・製造・販売す
る予定です。 東京コスモス電機がこれまで培った品質基準を満たし、特徴として業界最低水準
の消費電力、見通し約１ｋｍといった長い無線伝送距離（※Ｊｅｎｎｉｃ調べ）、信頼性の
高いハードウェア構成を実現します。　また、無線ネットワークシステムの中核ソフトウェア技
術を強化し、アプリケーションごとに最適な技術テンプレートを提供していきます。