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2019年01月05日

「平成31年新春のご挨拶」を追加しました

株主の皆様へ 平成31年新春のご挨拶

 

新年明けましておめでとうございます。

皆様に於かれましては、健やかに新春を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

わが国経済は昨年、相次ぐ自然災害や中国の景気減速の影響はありましたが、堅調な設備投資や雇用の活況を背景に総じて改善基調を維持しました。当社グループの属する電子部品業界では電子化が進む車載用電子部品等は好調を維持しましたが、年後半にかけて通信機器用の需要が鈍化し、又米中経済摩擦に起因する中国の景気減速を背景に産業機器向け等の需要が減少しました。

2018年の当社の業況を振返りますと、昨年の年頭ご挨拶で申し上げました複数の大型案件が予定通り立上り、活況に満ちた1年であったと思います。まず、中国広州東高志電子では、旧番禺工場からの統合移管が完了し通年でフル生産となったこと、また車載機器用精密インサート成型の生産を開始し、さらに同社では初となる全自動ラインによるスロットルポジションセンサの生産を開始しました。白河工場では、2機種の車載用非接触角度センサの生産を開始、会津工場では抵抗体の増産、中津工場ではメモリーセンサやトリマポテンショメータの増産等の成果がありました。自然災害や中国景気減速等に起因する想定外の売上減もありましたが、総じて良い年であったと思います。その結果、為替動向等未だ不透明な要素はありますが2019年3月期の利益計画は達成できるものとみております。

2019年は、中国の景気減速・米国の日本車に対する追加関税の動向・国内では人手不足・賃金・社会保険料等の上昇による人件費の増加・為替の円高傾向等、当社を取り巻く経営環境は厳しいものと予測されます。しかしながら、需要に応えるため会津工場に3機種の安全運転支援システム用車載フィルムヒータ生産ラインを追加投入、中津工場にメモリーセンサ及びトリマポテンショメータの生産設備を増強、白河工場でも新たな車載用非接触角度センサ生産ラインを追加投入するとともに既存ラインの生産能力を強化することで厳しい環境に対処してまいります。また、各生産工場の生産ラインについても、省人化設備の追加導入、IOT化を見据えた生産の見える化を図り生産性と品質の向上に努めてまいります。また、人材育成については重要課題と捉えており社員教育を進めてまいります。

TOCOSグループは「プロのスピード」で「何事にも愚直に取り組み」、「安心品質」「適正価格」「納期遵守」の商品・サービスを提供することで、お客様の信頼を勝ち取り、すべてのステークホルダーの皆様から信頼される企業集団をめざしてまいりますので、引続き株主の皆様のご支援をお願い申し上げます。

新しい年が株主の皆様にとって、素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。