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2020年01月06日

「令和2年新春のご挨拶」を追加しました。

株主の皆様へ 令和2年新春のご挨拶

 

新年明けましておめでとうございます。

皆様に於かれましては、健やかに新春を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

昨年の世界経済は、米国は個人消費が底堅く推移したものの製造業の景況感に陰りが見られ、欧州や新興国においても米中経済摩擦や地政学リスクの影響で減速感が拡がり、特に中国は製造業を中心に停滞感が強まりました。日本経済は、個人消費は底堅く推移したものの、グローバル経済の減速を背景に製造業で輸出や設備投資が減少するなどの影響が見られました。また、相次ぐ自然災害により経済も影響を受けました。当社グループの属する電子部品業界は中国における設備投資減やグローバル経済の減速の影響で全体的に需要が減少しました。

このような情勢下、2019年、当社グループでは新たに3車載用電装部品生産ラインを導入し生産力を増強するとともに、営業活動を強化してまいりました。しかしながら、中国経済減速の影響が直撃した可変抵抗器が大幅減収となったことに加え、車載用電装部品についても既存の接触式角度センサが計画以上に減少したことで工場稼働率の低下により生産工場の損益が悪化したこと、さらに為替の影響を受け、利益面でも非常に厳しい年となってしまいました。

2020年も中国経済減衰の影響により厳しい状況は続くものと思われますが、営業部門では営業拠点の整備を行い、お客様に密着したご提案のできる営業体制を構築し新規需要の掘り起こしに注力してまいります。生産部門では各拠点での稼働率の向上を図るとともに、安全運転支援システム用車載フィルムヒーターの横展開、高温度PTCヒーターの要素開発の加速、時代を先取りした車載用角度センサの開発、可変抵抗器のSMDタイプの拡充を進めてまいります。管理部門では基幹システムの入れ替えにより社内外のニーズに合った効率的な会社運営の推進。また多様性を重視し、社員教育の充実によりボトムアップを図ります。

TOCOSグループは直面する不確定の時代においても「プロのスピード」で「何事にも愚直に取り組み」、「安心品質」、「適正価格」、「納期遵守」の商品・サービスを提供することで、すべてのステークホルダーの皆様から信頼される企業集団をめざしてまいりますので、引続き株主の皆様のご支援をお願い申し上げます。

また、昨年の相次ぐ自然災害により被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧をお祈りいたします。

新しい年が株主の皆様にとって、素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。