2010年01月08日
「平成22年新春のご挨拶」を追加
株主の皆様へ 平成22年新春のご挨拶 |
代表取締役社長 寺田 実 |
株主の皆様におかれましてはますますご清栄のことと 平素は格別のご支援並びにご愛顧を賜りまして厚く御礼 |
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年頭に当たり今年の抱負を申し上げ、株主の皆様のご参考になれば幸いです。 |
<2009年を振り返って> | |
リーマンショック以降の経済不況の難局を乗り切るため全グループをあげて固定費削減と営業・生産活動の効率化を推進しつつ、コア技術を使用した新製品の開発並びに高寿命・高信頼性の新製品開発を推進致しました。製販一体の体制構築はまだその途上ではありますが部品の内製化が進み、生産性の向上とコストダウンに寄与しました。しかしながら、当社グループを取り巻く市場環境は依然として厳しく、2009年第2四半期決算の連結売上高は28億5千8百万円にとどまりました。しかしながら経常利益は期初に予想公表いたしましたブレークイーブンを上回る4千1百万円を計上することができました。 |
<2010年の課題は> | |
一昨年の金融危機発生以降の最悪期はすでに脱したとみられ、当社の受注販売額も2007年度の平均と比較して約80%のレベルまで回復致しました。しかしながらデフレの進行や円の独歩高が続き、雇用情勢の悪化や個人消費の低迷、企業の設備投資意欲にもまだ力強さが感じられず、今後しばらくは不透明な経済情勢が続くものと思われます。今年はこの不安定な経済不況を乗り切るため、コア技術を生かした新製品開発を継続推進すると共に、今後世界的に需要が増加すると予想される分野である太陽光発電、太陽熱発電や風力発電のような新エネルギー市場と、電気自動車やハイブリット自動車などの環境対応自動車市場向け製品の開発を進めて行きたいと考えております。また製造現場と販売現場がさらに一体となって無駄なく会社を動かす製販一体経営を早急に定着させ、当社グループ全体の生産効率を向上させる所存です。一方で円高による輸入品との競合の激化と当社製品の海外での競争力を高めるべく可変抵抗器の設計の見直しと部品の中国工場での現産化と材料の現地調達率を高めてまいります。 |
<社内改革の実践> | |
当社社員の戦力アップと将来当社を担う事ができる広い視野を持った人材を育てるため、人材の部門間異動を活発化させます。また本社と関連会社間の人的交流も行いたいと考えております。 |
株主の皆様には、なお一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 |